A2 · 初中級 TOEIC 255–400 IELTS 2.5–3.5 文の構造と変換

拡張疑問文の作り方(How, Whose, Which)

how、whose、whichを使った拡張疑問文を学び、具体的な情報を自信を持って質問できるようになろう。

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「拡張疑問文(Extended Question Formation)」とは、単純な Yes/No疑問文やWh疑問文をベースにしながら、より複雑な情報を尋ねるために発展させた疑問文の総称です。具体的には、間接疑問文(Indirect Questions)付加疑問文(Tag Questions)否定疑問文(Negative Questions)選択疑問文(Alternative Questions)、そして多重Wh疑問文(Multiple Wh-Questions)などが含まれます。

日本語では「〜ですよね?」「〜かどうか教えてください」といった疑問の形が、英語よりもずっと柔軟に語順を変えずに作れます。ところが英語では、疑問文の種類ごとに語順のルールが厳密に決まっており、日本語の発想のまま直訳すると不自然な英文、あるいは文法的に誤った英文になりがちです。本トピックでは、日本人英語学習者がつまずきやすいポイントを踏まえながら、拡張疑問文の形・用法・注意点を体系的に整理します。

拡張疑問文とは何か:基本疑問文との違い

まず基本の疑問文をおさらいします。

疑問文の種類 語順の公式 例文
Yes/No疑問文 助動詞/be動詞 + 主語 + 動詞 Do you like coffee?(コーヒーは好きですか)
Wh疑問文 Wh語 + 助動詞/be動詞 + 主語 + 動詞 Where do you live?(どこに住んでいますか)

これに対して「拡張疑問文」は、この基本形をさらに応用・変形したものです。ポイントは、疑問文が別の文の中に組み込まれたり(間接疑問文)、平叙文の後ろに短い疑問部分がついたり(付加疑問文)、疑問文自体が否定形になったり(否定疑問文)することで、語順のルールが変化することです。日本人学習者が特に混乱しやすいのは、「疑問文なのに主語と動詞(助動詞)が入れ替わらない(倒置しない)」パターンが存在する点です。

間接疑問文(Indirect Questions)の形と使い方

形(公式)

間接疑問文は、疑問文を別の文(多くは丁寧な依頼や、知っているかどうかを尋ねる文)の中に組み込んだものです。

直接疑問文 間接疑問文(組み込み後)
Where is the station? Do you know where the station is?
What time does the train leave? Could you tell me what time the train leaves?
Is she coming? I wonder if she is coming.

公式:疑問詞(またはif/whether) + 主語 + 動詞(倒置しない、平叙文と同じ語順)

これは日本人学習者が最も間違えやすいポイントです。直接疑問文では "Where is the station?" のように be動詞と主語が入れ替わりますが、これを Do you know 〜 の中に入れる際には 入れ替えを元に戻して "where the station is" としなければなりません。

主な用法

  1. 丁寧に情報を尋ねるとき:Could/Would you tell me 〜 を使うと丁寧度が上がる。
  2. Could you tell me where the nearest bank is?(一番近い銀行がどこにあるか教えていただけますか)
  3. 知っているかどうかを尋ねるとき:Do you know 〜 / Do you have any idea 〜 を使う。
  4. Do you know what time the meeting starts?(会議が何時に始まるかご存じですか)
  5. Yes/No疑問文を組み込むとき:if または whether を使う(疑問詞がない疑問文の場合)。
  6. I'm not sure if he will come to the party.(彼がパーティーに来るかどうか分かりません)
  7. 自分の考えや不確かな気持ちを述べるとき:I wonder 〜 を使う。
  8. I wonder why she left so early.(なぜ彼女があんなに早く帰ったのか気になります)

付加疑問文(Tag Questions)の作り方と発音のニュアンス

形(公式)

付加疑問文は、平叙文の後ろに短い疑問形をつけて、確認・同意・驚きなどを表す形です。

公式:肯定文 → 否定の付加疑問/否定文 → 肯定の付加疑問(主語は代名詞に変える)

主文 付加疑問 全体の例
肯定文(be動詞) 否定形+主語(代名詞)? You are a student, aren't you?(あなたは学生ですよね?)
否定文(be動詞) 肯定形+主語(代名詞)? She isn't busy, is she?(彼女は忙しくないですよね?)
肯定文(一般動詞) don't/doesn't/didn't+主語? He likes sushi, doesn't he?(彼は寿司が好きですよね?)
助動詞を含む文 助動詞の否定形/肯定形+主語? You can swim, can't you?(泳げますよね?)
命令文 will you? Close the door, will you?(ドアを閉めてくれますか)
Let's〜 shall we? Let's go, shall we?(行きましょうか)

発音による意味の違い(ネイティブの感覚)

付加疑問文は、文末のイントネーションによって意味合いが変わります。
- 下降調(↓):ほぼ確信していて、単に相手に同意を求める。「〜ですよね」という念押し。
- 上昇調(↑):本当に分からず、確認・質問として尋ねている。純粋な疑問に近い。

日本語の「〜ですよね?」は常に確認のニュアンスが強いため、この2種類のイントネーションの違いを意識せずに済みます。英語では同じ文でも、話し方次第でニュアンスが変わることを知っておくと、リスニングでも役立ちます。

否定疑問文(Negative Questions)で表す驚き・確認・勧誘

形(公式)

公式:Don't/Doesn't/Didn't/Isn't/Aren't/Can't など否定の短縮形 + 主語 + 動詞〜?

例文 日本語訳
Don't you like chocolate? チョコレート好きじゃないの?(意外だ、確認したい)
Isn't this cake delicious? このケーキおいしくない?(同意を求めている)
Didn't you go to the party last night? 昨日のパーティーに行かなかったの?
Wouldn't you like some tea? お茶いかがですか(勧誘・提案)

主な用法

  1. 驚き・意外性を表す:予想と違う結果に対する反応。
  2. Isn't she supposed to be here by now?(彼女はもう来ているはずじゃないの?)
  3. 同意を期待して確認する:話者はすでに「そうだ」と思っている。
  4. Don't you think this movie is amazing?(この映画すごいと思わない?)
  5. 丁寧な勧誘・提案をする:Would/Won't you 〜? の形で使うことが多い。
  6. Won't you join us for dinner?(一緒に夕食どうですか)

日本人が特に注意すべき点:Yes/Noの答え方

これは日本人学習者が最もつまずくポイントです。日本語では「〜じゃないの?」と聞かれて「行かなかった」場合、日本語では「うん、行かなかった」=「はい」と答えますが、英語では答えの内容が肯定なら Yes、否定なら Noというルールが一貫しています。

質問 事実 英語の答え 日本語的発想での誤答(❌)
Didn't you go to the party? 行かなかった No, I didn't.(行かなかったという事実) ❌ Yes, I didn't.(日本語の「うん」につられた誤り)
Didn't you go to the party? 行った Yes, I did. ❌ No, I did.

なぜ間違えるのか:日本語の「はい/いいえ」は質問文への同意・不同意を表すのに対し、英語のYes/Noは常に答えの内容(動詞の肯定・否定)と連動します。この違いを意識して、「Yes=肯定文で答える、No=否定文で答える」という機械的なルールで覚えるのが安全です。

選択疑問文(Alternative Questions)とYes/No疑問文の違い

形の比較

疑問文の種類 答え方
Yes/No疑問文 Do you want tea or coffee? (文末を上げ調子↑) Yes / No
選択疑問文(Alternative Question) Do you want tea or coffee? (teaは上げ調子↑、coffeeは下げ調子↓) 具体的にどちらかを答える

見た目の文字は同じでも、イントネーションと答え方が異なります。

  • Do you want tea or coffee?(↑/↓)→ お茶かコーヒーどちらがいいですか(I'd like coffee, please.(コーヒーをお願いします)と具体的に答える)
  • Do you want something to drink?(↑)→ 何か飲みたいですか(Yes, please.(はい、お願いします)とYes/Noで答える)

日本語では文字だけを見ると区別がつきにくいため、話し言葉ではイントネーション、書き言葉では文脈から判断する必要があります。

多重Wh疑問文・埋め込み疑問文との組み合わせ

複数の情報を一度に尋ねたい場合、Wh語を重ねて使うことがあります。

  • Who bought what for whom?(誰が誰のために何を買ったのですか)

また、間接疑問文と付加疑問文、間接疑問文と否定疑問文を組み合わせることも可能です。

  • You don't know where she went, do you?(彼女がどこへ行ったか知らないんですよね?)
  • この文は「否定文+間接疑問文+付加疑問文」という三重構造になっています。まず"You don't know 〜"という否定文があり、その中に間接疑問文"where she went"が組み込まれ、さらに文全体に対して付加疑問文"do you?"がついています。

日本人がよく間違えるポイント一覧

❌ 誤り ⭕ 正しい形 なぜ間違えるのか
Do you know where is the station? Do you know where the station is? 間接疑問文でも直接疑問文と同じ倒置をしてしまう(直訳癖)
I wonder what does she want. I wonder what she wants. wonderの後ろも倒置してしまう
You are tired, isn't it? You are tired, aren't you? 主語を安易に "it" にしてしまう。付加疑問文の主語は必ず主文の主語と一致させ、代名詞化する
Didn't you go? — Yes, I didn't. Didn't you go? — No, I didn't. 日本語の「はい/いいえ」の発想をそのまま英語に当てはめてしまう
He can swim, can he? He can swim, can't he? 肯定文には否定の付加疑問をつけるという基本ルールを忘れる
Please tell me when will the bus come. Please tell me when the bus will come. 丁寧な依頼文の中でも疑問文の語順のまま使ってしまう

自然な英語例文で確認する拡張疑問文

  • Could you tell me how much this jacket costs?(このジャケットがいくらするか教えていただけますか)
  • I have no idea why the printer isn't working.(なぜプリンターが動かないのか全く分かりません)
  • You've finished your homework, haven't you?(宿題終わったんですよね?)
  • Isn't it strange that he hasn't called back yet?(彼がまだ折り返してこないなんて変だと思わない?)
  • Would you like to have pizza or pasta for dinner?(夕食はピザとパスタどちらがいいですか)
  • Nobody told them what time the flight was leaving, did they?(彼らはフライトが何時に出発するか誰にも聞かなかったんですよね?)
  • Let's take a short break, shall we?(少し休憩しましょうか)
  • My sister asked me if I could pick her up from the airport.(姉は空港まで迎えに来られるか私に尋ねました)

学習のポイント:語順の感覚をどう身につけるか

拡張疑問文をマスターする一番の近道は、「疑問文を作る」のではなく「疑問文を平叙文に埋め込む」という発想の転換です。間接疑問文を作るときは、まず頭の中で普通の平叙文(S+V)の語順を作り、それをそのままdo you know / I wonder / Could you tell meなどの後ろに接続するイメージを持つと、倒置のミスが激減します。

付加疑問文は「主文の時制・肯定否定・主語(代名詞化)」の3点をワンセットで覚える練習が効果的です。声に出して読む際にイントネーションの上げ下げも意識すると、リスニングでの聞き取り精度も上がります。

否定疑問文のYes/No応答は、日本語の感覚を一旦完全に切り離し、「事実が肯定ならYes、事実が否定ならNo」という英語独自のルールとして機械的に処理する習慣をつけましょう。

まとめ:拡張疑問文の核心ルール

  • 間接疑問文(Do you know 〜 / I wonder 〜など)の中では、疑問詞の後ろは倒置しない平叙文の語順(疑問詞+主語+動詞)になる。
  • 付加疑問文は「肯定文→否定タグ」「否定文→肯定タグ」が基本。主語は必ず代名詞に置き換える。
  • 付加疑問文はイントネーションによって「確認(下降調)」と「純粋な質問(上昇調)」の意味が変わる。
  • 否定疑問文への答えは、日本語の「はい/いいえ」に惑わされず、事実の内容が肯定ならYes、否定ならNoで一貫させる。
  • 選択疑問文(or)は文字が同じYes/No疑問文と区別するため、イントネーションと答え方(具体的な選択 vs Yes/No)に注意する。
  • 拡張疑問文は組み合わせて使うことも多い(否定文+間接疑問文+付加疑問文など)。基本パーツを個別にマスターしてから組み合わせに挑戦するのが効率的。
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拡張疑問文の作り方(How, Whose, Which) — 練習問題 3

英文法トピック拡張疑問文の作り方(How, Whose, Which)を10問の選択式問題で練習しましょう。合格するには少なくとも70%を正解する必要があります。

10 問 合格スコア: 70% テスト 3 /10 回答済み

テストの受け方

  • 各問題をよく読み、最も適切な答えを選んでください。
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  1. 1

    Is it cold outside?

  2. 2

    What's your favorite animal?

  3. 3

    Did you enjoy the concert?

  4. 4

    You haven't seen my keys anywhere, have you?

  5. 5

    What's your favorite type of music?

  6. 6

    What kind of music are you interested in?

  7. 7

    Little did they know that their lives were about to change dramatically, did they?

  8. 8

    Do you have any idea where my glasses are?

  9. 9

    Not for a moment did she doubt his honesty, did she?

  10. 10

    How many languages do you speak?