should / shouldn't とは?意味と基本の使い方
should(〜すべきだ、〜したほうがいい)とshouldn't(〜すべきではない、〜しないほうがいい)は、英語の助動詞の中でも「アドバイス(忠告)」「義務・当然」「軽い推量」を表すときに使われる、日常会話で非常に頻度の高い表現です。日本語の「〜すべき」という言葉は少し硬く聞こえますが、英語の should はカジュアルな会話でも自然に使われる、いわば「〜したほうがいいよ」に近い柔らかいニュアンスを持つ助動詞です。
should は法助動詞(modal verb)の一つで、shall の過去形としての形を持ちますが、現代英語ではほぼ独立した意味(アドバイス・義務・推量)で使われます。中学・高校の英文法では「助言・忠告のshould」として習うことが多く、TOEICや英検などの資格試験にも頻出する重要項目です。
学習のポイントとして、should は must(〜しなければならない)ほど強制力が強くなく、had better(〜したほうがいい/さもないと困ったことになる)ほど警告的でもない、ちょうど中間の「穏やかなアドバイス」であるという感覚をつかむことが大切です。
should / shouldn't の形(公式)
should と shouldn't は助動詞なので、主語の人称・数に関係なく常に同じ形を使います。日本語の動詞のように主語によって活用が変わることはなく、また後ろの動詞は必ず原形(動詞の原形=to のない不定詞)を置きます。
| 文の種類 | 形(公式) | 例文 |
|---|---|---|
| 肯定文 | 主語 + should + 動詞の原形 | You should study every day.(毎日勉強したほうがいいよ。) |
| 否定文 | 主語 + should not(shouldn't)+ 動詞の原形 | You shouldn't eat too much sugar.(砂糖を摂りすぎないほうがいいよ。) |
| 疑問文 | Should + 主語 + 動詞の原形 ~? | Should I call him now?(今、彼に電話したほうがいいですか?) |
| 否定疑問文 | Shouldn't + 主語 + 動詞の原形 ~? | Shouldn't we leave earlier?(もっと早く出発すべきではないですか?) |
| 過去のことを述べる形 | should have + 過去分詞 | I should have studied harder.(もっと熱心に勉強すべきだった〈のにしなかった〉。) |
注意点(日本人が間違えやすい形の落とし穴)
- should の後ろに to を入れてしまうミスが非常に多い:❌ You should to go. → ⭕ You should go.
- 3人称単数(he / she / it)でも -s を付けない:❌ He shoulds go. → ⭕ He should go.
- 否定形は should not または短縮形 shouldn't。should don't のような混同は誤り。
should の主な用法(意味別に整理)
以下では should が持つ代表的な意味を、ルールと例文つきで整理します。日本語の「〜すべき」という直訳だけにとらわれず、状況ごとのニュアンスをつかみましょう。
-
アドバイス・忠告:相手のためを思って「〜したほうがいい」と勧める。
You should see a doctor if the pain continues.(痛みが続くなら医者に診てもらったほうがいいよ。) -
義務・当然のこと(弱い義務):ルールや常識から考えて「〜すべきだ」。must より強制力は弱い。
Students should arrive on time for class.(生徒は授業に時間通りに来るべきだ。) -
話者の意見・提案:個人的な意見として「〜するのがいいと思う」。
I think we should try a different approach.(別のやり方を試すべきだと思う。) -
軽い推量(〜のはずだ):確信度の高い推測。must ほど強くはないが、かなり確実だと思っている場合。
The package should arrive tomorrow.(荷物は明日届くはずだ。) -
期待・当然の結果:物事が順当に進めば起こるはずのこと。
If you leave now, you should catch the train.(今出れば、電車に間に合うはずだよ。) -
should have + 過去分詞(過去への後悔・非難):「〜すべきだったのに(実際はしなかった)」という、実際とは逆の過去の行為への後悔や非難を表す。
I should have called her earlier.(もっと早く彼女に電話すべきだったのに〈しなかった〉。)
You shouldn't have said that.(あんなことを言うべきではなかったのに〈言ってしまった〉。) -
提案・要求を表す動詞や形容詞の後(仮定法的用法・イギリス英語に多い):suggest, recommend, important などの後で「べきだ」を表す。
I suggest that he should apologize.(彼は謝るべきだと私は提案する。)
※アメリカ英語では should を省略し、原形(仮定法現在)を使うことが多い:I suggest that he apologize.
should / shouldn't と混同しやすい表現との比較
日本人学習者は should を must、have to、had better、could、would と混同しがちです。ニュアンスの違いを表で確認しましょう。
| 表現 | 意味の強さ | ニュアンス | 例文 |
|---|---|---|---|
| should | 中程度 | アドバイス・当然のこと(柔らかい) | You should exercise more.(運動したほうがいいよ。) |
| must | 強い | 話者の強い義務・確信(絶対的) | You must wear a seatbelt.(シートベルトを着用しなければならない。) |
| have to | 強い | 外部のルール・状況による義務 | I have to submit this by Friday.(金曜までに提出しなければならない。) |
| had better | 強い・警告的 | 従わないと悪い結果になる警告 | You had better hurry, or you'll miss the bus.(急がないとバスに乗り遅れるよ。) |
| could | 弱い | 選択肢の一つとしての提案 | You could try the other restaurant.(あのレストランを試してみてもいいかもね。) |
ポイント:should は「一般的に望ましいこと・アドバイス」、must/have to は「必須・義務」、had better は「そうしないと困ったことになる」という警告のニュアンスが強い点を意識しましょう。特に had better を should と同じ軽さで使ってしまうと、ネイティブには強すぎる・高圧的に聞こえることがあるので注意が必要です。
日本人がよく間違えるポイント
| ❌ 誤り | ⭕ 正しい形 | なぜ間違いなのか |
|---|---|---|
| You should to go home. | You should go home. | should の後ろは動詞の原形。to 不定詞にする必要はない(日本語の「〜すべきto〜」という直訳発想からくる誤り)。 |
| He should goes there. | He should go there. | 助動詞の後ろの動詞は常に原形。3人称単数でも -s は付けない。 |
| I should have go earlier. | I should have gone earlier. | 「should have + 過去分詞」の形。go ではなく過去分詞 gone を使う。 |
| You must should study. | You should study. / You must study. | 助動詞は基本的に2つ連続で使えない。must と should のどちらか一方を選ぶ。 |
| Should you help me?(依頼のつもり) | Could you help me? / Can you help me? | should は「〜すべきか」という意味になり、依頼表現にはならない。依頼には could/can/would を使う。 |
| I shouldn't have to say sorry.(〜すべきではなかった、のつもりで混同) | I shouldn't have said sorry.(謝るべきではなかった) | shouldn't have to は「〜する必要がないはずだ」、shouldn't have + 過去分詞は「〜すべきではなかったのに(した)」。意味が異なるため混同注意。 |
和製英語・直訳の落とし穴:日本語の「すべき」は硬い響きがあるため、should を「〜しなければならない」と must 並みの強い意味だと誤解しがちです。しかし実際の should はもっと柔らかく、友人にちょっとした提案をするときにも気軽に使われます。逆に、日本語で「〜したほうがいいかもね」くらいの軽い提案のつもりで had better を使うと、ネイティブには「そうしないとまずいことになるよ」という警告に聞こえてしまうため、should との使い分けが重要です。
自然な英語例文で理解を深める
- You should drink more water every day.(毎日もっと水を飲んだほうがいいよ。)
- She should apologize to her sister.(彼女は妹に謝るべきだ。)
- We shouldn't waste so much food.(私たちはこんなに食べ物を無駄にすべきではない。)
- I think you should take this job offer.(この仕事のオファーを受けるべきだと思うよ。)
- He shouldn't drive after drinking alcohol.(彼はお酒を飲んだ後は運転すべきではない。)
- They should have booked the tickets earlier.(彼らはもっと早くチケットを予約すべきだった。)
- You shouldn't have worried about it.(それについて心配する必要はなかったのに。)
- The meeting should start at 10 a.m.(会議は午前10時に始まるはずだ。)
- What should I do if I miss the deadline?(締め切りに間に合わなかったらどうすればいいですか?)
- Shouldn't we ask for permission first?(先に許可を求めるべきではないですか?)
まとめ:should / shouldn't の核心ルール
- should = 「〜したほうがいい/〜すべきだ」という、柔らかいアドバイス・意見・当然のことを表す助動詞。
- shouldn't = 「〜しないほうがいい/〜すべきではない」で、should の否定形。
- 後ろの動詞は必ず原形。to や -s を付けない。
- 主語が誰であっても should の形は変わらない(3人称単数でも -s なし)。
- should have + 過去分詞は「〜すべきだったのに(しなかった)」という過去の後悔・非難を表す重要表現。
- must / have to(強い義務)、had better(警告)、could(弱い提案)とのニュアンスの違いを意識して使い分ける。
- 疑問文で should を使うと「〜すべきか」というアドバイスを求める意味になり、依頼(〜してくれますか)には使わない点に注意。