A2 · 初中級 TOEIC 255–400 IELTS 2.5–3.5 名詞・冠詞・限定詞

不可算名詞(Uncountable Nouns)

water、information、adviceなど不可算名詞を学び、それらを支配する特別な文法ルールを理解してミスを防ごう。

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不可算名詞(Uncountable Nouns)とは何か

英語の名詞は大きく分けて「可算名詞(countable nouns)」と「不可算名詞(uncountable nouns)」の2種類があります。不可算名詞とは、1個、2個と数えることができない名詞のことで、「不可算名詞(ふかさんめいし)」または「物質名詞・抽象名詞」とも呼ばれます。英文法の参考書では "uncountable nouns" のほかに "mass nouns"(物質名詞)や "non-count nouns" という用語で説明されることもあります。

日本語では「水を2つください」とは言いませんが、「情報を2つ教えてください」のように、日本語の感覚では数えられそうな概念(information、advice、furniture など)を英語では不可算名詞として扱うケースが非常に多く、これが日本人学習者が最もつまずきやすいポイントです。日本語には英語のような厳密な「可算・不可算」の文法的区別がないため、この違いを意識的に学ぶ必要があります。

不可算名詞を正しく使えるようになると、次のようなミスがなくなります。

  • I need an advice.(アドバイスが1つ欲しい)→ 不可算名詞に "an" は付けられない
  • I have many informations.(たくさんの情報がある)→ 不可算名詞は複数形にできない
  • Please give me a furniture.(家具を1つください)→ furniture は不可算名詞

このトピックでは、不可算名詞の基本的な性質から、可算・不可算の判別方法、数量を表す表現、日本人が間違えやすい単語リストまで、体系的に解説します。

可算名詞と不可算名詞の違い(基本ルールの比較表)

まず、可算名詞(countable nouns)と不可算名詞(uncountable nouns)の基本的な違いを表で整理します。

項目 可算名詞(Countable Nouns) 不可算名詞(Uncountable Nouns)
単数形 あり(a book, an apple) なし
複数形(-s) あり(books, apples) 原則なし
冠詞 a/an 単数形に付けられる 直接は付けられない
数詞(one, two...) 直接付けられる(two books) 直接は付けられない
many / few many books, few books 使えない
much / little 使えない much water, little time
a lot of / some / any 使える 使える
be動詞(単数扱い) 単数形なら is、複数形なら are 常に is(単数扱い)
book, apple, dog, chair, idea water, information, advice, furniture, money

ポイント:不可算名詞は文法上「単数扱い」ですが、「1つ」という意味ではありません。水や空気のように、切っても分けても同じ性質を保ち続けるもの(物質)や、形のない概念(情報・助言・知識など)は、そもそも「1個、2個」と数える発想が英語にはないのです。

不可算名詞の主なグループ

不可算名詞は意味の上から、大きく次のグループに分類できます。日本語との対応を意識しながら覚えると効率的です。

グループ 説明 代表例
液体・気体・物質 形が定まらない物質 water, air, oil, milk, coffee, tea, rice, sugar, salt
抽象概念 目に見えない概念 information, advice, knowledge, news, love, happiness
集合的な「ひとまとまり」 個々を1つのグループとして捉える furniture, luggage, baggage, equipment, jewelry, traffic
学問・言語・スポーツ・ゲーム 分野名 English, mathematics, physics, tennis, chess
天候・自然現象 自然現象 weather, thunder, lightning, rain(不可算扱いが基本)
病気 病名 flu, cancer, diabetes(※AIDS のように大文字略語も)

不可算名詞の形(公式):肯定文・否定文・疑問文

不可算名詞は「単数扱い」として動詞と一致させます。以下の公式で基本パターンを押さえましょう。

〈公式〉不可算名詞 + is / has(三人称単数扱い)

文の種類 公式 例文 日本語訳
肯定文 不可算名詞 + is/was + 補語 The information is useful. その情報は役に立つ。
否定文 不可算名詞 + is/was + not + 補語 The water is not clean. その水はきれいではない。
疑問文 Is/Was + 不可算名詞 + 補語? Is the furniture new? その家具は新しいですか。
There構文 There is + 不可算名詞 There is some milk in the fridge. 冷蔵庫に牛乳が少しある。
数量を尋ねる疑問文 How much + 不可算名詞 + is there? How much money do you have? お金はいくら持っていますか。

日本人学習者がよく間違えるのは、"informations" "furnitures" のように -s を付けてしまうことと、be動詞を are にしてしまうことです。不可算名詞は形が単数でも複数でもない「量」を表す名詞であり、文法上は常に単数扱いになる、と覚えてください。

不可算名詞の主な用法

  1. 数量を表すときは much / little / a little を使う
    可算名詞の many / few に対応するのが、不可算名詞の much / little です。
    There isn't much time left.(残り時間はあまりない。)
    I have a little money with me.(少しお金を持っている。)

  2. 「〜個」を表すには数量詞(unit of measurement)を使う
    不可算名詞そのものを数えることはできませんが、「入れ物」や「単位」を使えば数えられます。
    I'd like two cups of coffee.(コーヒーを2杯ください。)
    She bought three pieces of furniture.(彼女は家具を3点買った。)
    He gave me a piece of advice.(彼は私に1つ助言をくれた。)

  3. a lot of / lots of / some / any は可算・不可算どちらにも使える
    There is a lot of information on this website.(このサイトにはたくさんの情報がある。)
    Do you have any bread?(パンはありますか。)

  4. 不可算名詞に a/an は原則付けない(ただし「種類」を表す場合は例外あり)
    This is a good advice. ❌ → This is good advice.
    ただし "a wine"(あるワインの種類、1杯のワイン)のように、可算名詞的に転用されるケースもあります(後述)。

  5. 不可算名詞を主語にするとき、動詞は三人称単数形にする
    Money doesn't grow on trees.(お金は木になるものではない=お金は簡単には手に入らない。)

  6. the を付けて「特定の」不可算名詞を表すことができる
    The water in this river is very clean.(この川の水はとてもきれいだ。)
    総称的に語るときは無冠詞、特定のものを指すときは the、という使い分けは可算名詞と同じ考え方です。

可算名詞としても使える「二刀流」の不可算名詞

英語には、同じ単語が不可算名詞にも可算名詞にもなるものが多数あります。日本人学習者は「1つの単語=1つの用法」と思い込みがちですが、英語では意味によって可算・不可算が切り替わることを理解することが上達の鍵です。

単語 不可算のとき(一般・物質) 可算のとき(種類・個別の1つ)
paper paper(紙、素材) a paper(新聞、レポート、論文)
coffee coffee(コーヒーという飲み物) a coffee(コーヒー1杯)
chicken chicken(鶏肉) a chicken(鶏という生き物1羽)
glass glass(ガラスという素材) a glass(コップ1個)
light light(光) a light(明かり・照明器具1つ)
experience experience(経験という概念・経験値) an experience(1つの体験)
time time(時間という概念) a time(〜回、〜の時代)
room room(余地、スペース) a room(部屋1つ)

例文で確認しましょう。

I need some paper to write on.(書くための紙が必要だ。)
I bought a paper this morning.(今朝、新聞を1部買った。)

Living abroad was a great experience.(海外生活はすばらしい経験だった。)
I don't have much experience in this field.(この分野での経験はあまりない。)

学習のポイント:辞書で単語を調べるとき、[U](uncountable)と[C](countable)の両方が載っている単語は、「今、話している内容が一般的な性質・素材の話なのか、それとも個別の1つ・1種類の話なのか」を意識して使い分ける練習をしましょう。この感覚は多読・多聴を通じて自然に養われていきます。

日本人が間違えやすい不可算名詞リストと誤用パターン

日本語では「〜つ」「〜個」と数えられそうに感じるのに、英語では不可算名詞として扱われる単語は特に要注意です。以下に頻出単語をまとめます。

英単語 意味 日本語での感覚 正しい数え方
information 情報 「情報を2つ」と数えたくなる a piece of information / some information
advice 助言 「アドバイスを1つ」と数えたくなる a piece of advice / some advice
furniture 家具 「家具が3つ」と数えたくなる a piece of furniture / three pieces of furniture
news ニュース 「ニュースが2件」と数えたくなる a piece of news / some news
luggage / baggage 荷物 「荷物が2つ」と数えたくなる a piece of luggage / two pieces of luggage
equipment 機材・道具 「機材が3つ」と数えたくなる a piece of equipment
bread パン 「パンを2つ」と数えたくなる a loaf of bread / two slices of bread
money お金 「お金が2つ」とは言わないが単複を混同しがち some money / a lot of money
work 仕事(=労働、業務) 「仕事が2つある」と言いたくなる a lot of work(※ work=作品の意味なら a work は可)
homework 宿題 「宿題が3つある」と数えたくなる some homework / a lot of homework
traffic 交通(量) 「交通が多い」を数えたくなる heavy traffic / a lot of traffic
progress 進歩・進捗 「進歩が見られる」を数えたくなる some progress / good progress
knowledge 知識 「知識をたくさん持つ」を数えたくなる a lot of knowledge

日本人がよく間違えるポイント(❌ 誤 / ⭕ 正 / なぜ)

❌ 誤った文 ⭕ 正しい文 なぜ間違いなのか
I have many informations. I have a lot of information. information は不可算名詞。複数形の -s を付けられず、many も使えない(much / a lot of を使う)。
Can you give me an advice? Can you give me some advice? / a piece of advice? advice は不可算名詞。a/an を直接付けられない。
I bought a furniture. I bought a piece of furniture. / some furniture. furniture は集合的な不可算名詞。単位(a piece of)を使う必要がある。
She has two luggages. She has two pieces of luggage. luggage は不可算名詞。複数形にできない。
The news are shocking. The news is shocking. news は語尾が -s でも不可算名詞・単数扱い。動詞は is。
I want to drink a water. I want to drink some water. / a glass of water. water は不可算名詞。飲み物の「量」ではなく「容器・単位」で数える。
How many money do you need? How much money do you need? money は不可算名詞なので、疑問詞は How much を使う。
I did many homeworks. I did a lot of homework. homework は不可算名詞。複数形にできない。

なぜこのようなミスが多いのか:日本語の「〜情報」「〜アドバイス」「〜荷物」は、助数詞(〜個、〜件、〜つ)を使えば自然に数えられる感覚があります。しかし英語では、これらの単語が指すのは「個別の物」ではなく「性質・総体としての概念」であるため、文法上、数えられない名詞として扱われます。英語は「形があるかどうか」「均質で分割できるかどうか」という発想で可算・不可算を決めている、という感覚を持つことが理解の近道です。

不可算名詞を使った自然な英語例文

日常生活のさまざまな場面で使われる不可算名詞の例文を、主語を変えながら確認しましょう。

My grandmother always gives me useful advice about cooking.
(祖母はいつも料理について役立つ助言をくれる。)

We don't have enough information to make a decision yet.
(まだ決定を下すのに十分な情報がない。)

The company bought new equipment for the factory last month.
(その会社は先月、工場のために新しい機材を購入した。)

How much sugar do you want in your coffee?
(コーヒーに砂糖はどのくらい入れますか。)

There was a lot of traffic on the highway this morning.
(今朝、高速道路はとても渋滞していた。)

Could you pass me a glass of water, please?
(水を1杯取ってもらえますか。)

He has very little experience working in a team.
(彼はチームで働く経験がほとんどない。)

The teacher gave us a piece of good news today.
(先生は今日、私たちに良い知らせを1つ伝えてくれた。)

I need to buy some bread and milk on my way home.
(帰り道でパンと牛乳を買う必要がある。)

Time flies when you are having fun.
(楽しいことをしていると時間はあっという間に過ぎる。)

不可算名詞と一緒によく使う数量表現まとめ

表現 意味 例文
a piece of ~ 〜の1つ、1点 a piece of advice / furniture / information
a glass of ~ 〜1杯(グラス) a glass of water
a cup of ~ 〜1杯(カップ) a cup of tea
a bowl of ~ 〜1杯(ボウル) a bowl of rice
a loaf of ~ 〜1斤・1本 a loaf of bread
a slice of ~ 〜1切れ a slice of cheese
a bottle of ~ 〜1本(瓶) a bottle of oil
a bit of ~ 少しの〜 a bit of luck
a great deal of ~ 大量の〜 a great deal of money
plenty of ~ 十分な〜 plenty of time

これらの「単位+of+不可算名詞」の形は、日本語の助数詞(〜個、〜杯、〜本)に近い発想で理解すると覚えやすくなります。「不可算名詞そのものは数えられないが、入れ物や単位を数えることはできる」というイメージを持ちましょう。

まとめ:不可算名詞の核心ルール

  • 不可算名詞(uncountable nouns)は、水・空気のような物質や、情報・助言のような抽象概念など、1個、2個と数えられない名詞である。
  • 不可算名詞に a/an は原則付けられず、複数形の -s も付けられない
  • 数量を尋ねるときは How much、多い・少ないを表すときは much / little / a little を使う(many / few は使わない)。
  • 動詞は常に三人称単数扱い(is, has, does など)にする。
  • 「1個、1杯、1点」と数えたいときは、a piece of / a glass of / a cup of など「単位+of」の形を使う。
  • information, advice, furniture, news, luggage, equipment, homework など、日本語では数えられそうでも英語では不可算名詞になる単語を重点的に覚える。
  • 同じ単語でも、素材・総称を表すときは不可算、個別の種類・1つの物を表すときは可算になる場合がある(paper, coffee, experience など)ため、文脈で判断する。

不可算名詞のルールは一見細かく感じますが、頻出単語(information, advice, furniture, news, luggage, equipment, homework, money, water, time)を先に覚えてしまい、それ以外は「数えられそうか、それとも性質・総体を表しているか」を都度考える習慣をつけることで、着実に使いこなせるようになります。

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不可算名詞(Uncountable Nouns) — 練習問題 2

英文法トピック不可算名詞(Uncountable Nouns)を10問の選択式問題で練習しましょう。合格するには少なくとも70%を正解する必要があります。

10 問 合格スコア: 70% テスト 2 /10 回答済み

テストの受け方

  • 各問題をよく読み、最も適切な答えを選んでください。
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  1. 1

    The new policy aims to promote ______ in the community.

  2. 2

    The government is working to ensure ______ for all citizens.

  3. 3

    I need to get some ______ before I start cooking.

  4. 4

    The company is seeking ______ for its new product.

  5. 5

    I need to buy some ______ for my new apartment.

  6. 6

    There was a lot of ______ at the party.

  7. 7

    There was a lot of ______ at the party.

  8. 8

    The new software offers great ______ for data analysis.

  9. 9

    I heard some interesting ______ on the radio this morning.

  10. 10

    The new system will provide more ______ for our customers.